エアバッグ車「i SAVE」を開発した升島努さん




夢の扉プラス、今回は、『エアバッグ車』の開発に邁進する、広島大学総合研究科教授・升島努氏を取り上げています。


升島教授の専門は、細胞分析など生命のメカニズムを解明する『生命解析科学』で、この分野の世界的権威ですが、今取り組んでいるのは全く畑違いの『エアバッグ車』です。


『エアバッグ車』は、車のボディをエアバッグにした全く新しい電気自動車です。


今の自動車は大体エアバッグは標準装備され、なかにはサイドエアバッグも装備されているものもありますが、それは車体の内部に装備され、車に乗っている運転者や同乗者を守るためのものですね。



『エアバッグ車』のエアバッグは車の外側、ボディに装備されているもので、車内の人間はもちろん通行人も守るような構造になっているかなりユニークな電気自動車です。



升島教授がなぜ畑違いの車の開発をしているかというと、自分が自動車で走行中にあやうく子どもをひいてしまいそうになったことが発端です。


自動車事故の被害者やその家族の悲しみを無くすため、そして運転者自身も加害者にしないために、自己資金で『エアバッグ車』開発を開始します。



エアバッグ車開発の鍵は空気弁にあります。エアバックは衝撃によって膨らんだあとに空気が抜けなければいけません。

空気が抜けなければ衝撃を直接受けることになってしまいます。



衝突の際に空気を抜くという大事な役割を行うのが空気弁です。


エアバッグ車の目標価格は79万円。升島教授はコスト削減の為にその空気弁をホームセンターで買った水道管の部品を改造して制作。



また、織物メーカーやテント生地メーカーなどのプロに協力依頼し出来上がったのが、人を守るという意味のエアバッグ車「i SAVE」。


「i SAVE」は、ボンネット部位分だけではなくバック部分もエアバックを取り付け、エアバックで車のボディが包み込まれているような感じの車です。


広島運輸支局でナンバーを取得、最大時速60キロの「i SAVE」が一般道を走ります。



そして、驚くことに「i SAVE」の購入者が現れました。

病気の後遺症のため手が少し不自由になったので、事故を起こす危険を考えて運転をあきらめていたという人が、自分はもちろん歩行者も傷つけない車だというので運転を決意。

「i SAVE」を楽しそうに運転する姿が印象的でした。



自動車を運転中に事故を起こす危険性は誰にでもあります。運転者全員がいつ被害者になっても又加害者になってもおかしくありません。


そんな車の危険性を無くした理想の車「i SAVE」、今後も改良を重ねより高機能になれば広まっていく可能性は充分にありますね。


電気自動車(EV)の普及に尽力する舘内端さん




夢の扉〜NEXT DOOR〜 今回は、電気自動車(EV)の普及に尽力する舘内端さんのドキュメンタリーです。


環境対応車(エコカー)補助制度もあり、エコカー人気が本格化しそうな2010年ですが、

エコカーには、電気自動車を初め、メタノール自動車、圧縮天然ガス (CNG) 自動車、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車などがあります。


その中で電気自動車の開発一筋に邁進しているのが 舘内端さんです。


舘内端さんは15年前から日本最大の電気自動車のイベントである、日本EVフェスイバルを開催するなど、電気自動車の普及に尽力し、自ら「電気自動車の時代を創った(引き寄せた)」と言うほど、電気自動車に関しては自負を持っています。


日産自動車が今年電気自動車『リーフ』を販売予定であるなど、徐々に電気自動車も普及しつつありますが、

実は電気自動車の普及には大きな問題点が二つ存在します。



一つは、『電気の充電スタンドが普及していない』ということ。

電気自動車の普及スタンドに関しては、現存するガソリンスタンドは利益率の問題もあり余り熱心ではないようです。ガソリンスタンドよりコンビニなどに設置され、普及する可能性が高いとか・・・。


電気自動車の普及のための問題点、その二は、『一回の充電による走行距離が短い』こと。


電気自動車の欠点・充電走行距離不足克服のために、電気自動車のプロである舘内端さんが今回挑戦したのが、『電気自動車途中無充電走行世界記録』。


東京日本橋から大阪日本橋までの560kmを一回の充電で走りきろうというものです。


なにやら、現在販売されている三菱の電気自動車『アイミーブ』でも三回から四回は充電を必要とする距離らしい。

そして、今現在の電気自動車無充電走行世界記録は、アメリカのベンチャー企業が作った501km。


舘内端さん、ダイハツの軽自動車『ミラ』を改造して電気自動車途中無充電走行世界記録に挑戦します。

舘内端さんが電気自動車無充電走行世界記録に向けて施したミラの改造は大きく分けて次の二点。



『マンガン系リチウム電池ではなく、高容量のコバルト系リチウム電池を使用する』『電池の配列を直列から並列にする』こと。

そして、リチウムイオン電池を8320本積み込むため、たとえ衝突しても電池を守るための工夫を施します。


いざ、東京日本橋から大阪日本橋まで、より普通の運転状況で実現するため高速道路と一般道路を半々走行します。

途中雨にもたたられ、渋滞にも巻き込まれ電気自動車途中無充電走行世界記録に挑戦しますが、13時間半をかけて東京から大阪まで無充電で走りきりました。



そして、無充電走行距離は556、6km。見事に電気自動車途中無充電走行世界記録達成です。


この無充電走行世界記録が達成できたことで、舘内さん念願の電気自動車の普及に弾みがつくことでしょう。


    【夢の扉〜NEXT DOOR〜  2010年1月17日放送】
       『持続可能な車社会を実現したい』
  
 ドリームメーカー/舘内端  ナビゲーター/大櫛エリカ

         【舘内端さんのマイゴール】
       『2030年日本の車全てを電気自動車に』



電気自動車






清水浩さん開発の、究極の電気自動車『エリーカ』



夢の扉〜NEXT DOOR〜、

今回は、究極の電気自動車の開発者、清水浩さんのドキュメンタリーです。


というか、先日紹介しました、バイオエタノールの研究者、長島磯五郎さんと一緒に放送されました。

夢の扉〜NEXT DOOR〜で、同じ日の放送で、二人紹介されるのは相当珍しいですね・・・。


ガソリン高騰の影響で、最近、電気自動車や、水素自動車、ハイブリッド車などの、エコカーへの関心が高まっているようです。



エコカーとしては、

ホンダの水素自動車『FCXグラリティ』や、

トヨタのハイブリッド車『プリウス』が有名ですが・・・

電気自動車は、

先日の洞爺湖サミットの国際メディアセンターで福田首相が試乗した、

トヨタのパーソナルモビリティ「i-REAL」(一人用電気自動車)や、

タケオカ自動車工芸の電気自動車、『ミリュー』が有名ですね。



特に、タケオカ自動車工芸の電気自動車、『ミリュー』は、原付という事で、コスト面では格段の優位性があります。

自動車に必要な、

『車検』を初め、『重量税』、『取得税』、『車庫証明』を必要としませんからね。


ただ、どちらも一人乗りで、特に『ミリュー』は、最高時速60kmと、ドライブを楽しむという面からは物足りないものがありますね。



ホンダの水素自動車『FCXクラリティ』は、

2008年夏からアメリカで月600ドルで個人リース開始予定で、

日本でも近い将来個人リースを開始予定ですので、いよいよエコカーが一般道路を走り始めます。


もちろん、例えば、水素自動車の場合は、水素ステーションがまだ少ないなどの問題があり、

エコカーが普及するにはまだ少々時間がかかるでしょうが、いずれにしろ車に関して、全体的な流れとしてはエコカーに向かっているようです。



さて、清水浩さんの開発中の電気自動車ですが、究極のという言葉がついています。

そうですね、清水さんの電気自動車は、一味違います。

清水さんは、従来の電気自動車にない特徴を持った車にするため、加速・速さにこだわりました。


清水浩さんの開発中の電気自動車の名前は、『エリーカ』と言いますが、

『エリーカ』は、外見から相当変わった車です。

まず、電気自動車『エリーカ』のタイヤは8本あります。

そして、その外観は、近未来からやって来たかのような、本当にスタイリッシュなものです。


エンジンがなくモーターで動く電気自動車『エリーカ』の最高時速は、なんと、370km/hです。

『エリーカ』がこれだけのスピードを出せる」秘密は、その8本のタイヤにあります。


それぞれのタイヤにモーターを備えていますので、タイヤの軸が回転する事によって、タイヤの一つ一つが高性能のモーターになるというわけです。

そのバッテリーにも秘密があり、リチウムイオン電池を使うことにより、パワフルで長持ちできるものになっています。



清水浩さんは、28年前から電気自動車の開発を始め、

1997年には『ルシオール』という、小型電気自動車を造っています。

残念ながら、『ルシオール』は普及しなかったようですが・・・



電気自動車普及のために、大きな特徴・素晴らしい特徴のあるものを造ろうと考えて出来上がったのが、『エリーカ』ですね。



電気自動車『エリーカ』は、その素晴らしい加速とスピードも魅力ですが、それ以上に大事な実用性も備えています。

『エリーカ』で一日走ろうと思えば、一日一時間充電するだけで充分です。

もちろん、家庭用のコンセントからでも充電できます。



さて、『エリーカ』の最高速度は370km/hと言いましたが、その加速性能はどうなんでしょう?

というので、夢の扉〜NEXT DOOR〜の番組内で、もう一台車を用意し、加速テストを行いました。


『エリーカ』の相手の車は、『プロトライルポルシェ 911 ターボ』当然、運転するのはプロのドライバー。

そして、電気自動車『エリーカ』に乗り込むのは、当然(?)、清水浩さん。

100mの加速競争でしたが、見事『エリーカ』が勝利しました。



『エリーカ』ですが、
実際に公道を走っても、その加速感覚は素晴らしいようです。

うーん、加速抜群の『エリーカ』、一度乗って、体感してみたいものです。



さて、『エリーカ』が普及するための現実問題として一番の難点がその価格ですね。

電気自動車『エリーカ』一台の開発費用は2億5千万円だそうです。

もちろん、『エリーカ』に乗る人が増え、生産量が増加すれば、車の価格も安くなるでしょうが・・・。


清水浩さん、今から、『電気バス』や『電気トラック』の開発にも乗り出すようですが、

今後、電気自動車『エリーカ』がどう展開されるか見守っていきましょう。


 
 【夢の扉〜NEXT DOOR〜2008年7月20日放送】

     『究極の電気自動車開発をめざして』

ドリームメーカー/清水浩    ナビゲーター/近藤しずか


         【清水浩さんのマイゴール】

  『2020年までに、誰でも買える電気自動車を開発したい。』



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